自己紹介 – 在仏日本人フォトグラファ-

初めまして。

在仏歴合計約15年弱(行ったり来たりの繰り返しでしっかりカウントできなくなってしまいました)、プロフォトグラファーのナオと申します。

日本で出会ったフランス人の主人。そして東京生まれ、一部東京、大部分はアメリカ育ちの子供たち二人と家族四人でフランスで暮らしています。

約一年前に五年過ごしたアメリカからフランスに越してきました。

パリではなく、パリから電車で北西に二時間の所にあるAbbevilleという小さな街。アメリカではどのに行くのも車でしたが、一転して今はすべて徒歩。マニュアル車の運転が苦手な私には好都合な環境で暮らしています。

パリみたいにおしゃれなお店があるわけでもなく、日本食材どころか中華食材店もないような所。海へは車で30分弱。主人に「Abbevilleに転勤になるらしい」と言われたときは「Abbevilleってどの国?」と本気で聞いたほど全く馴染みのない場所。

でもいい所も沢山。海へは車で30分弱。うかうかしていると午後四時ごろには目当ての物がすっかりなくなってしまうおいしいパン屋さん、すっかり名前を憶えてもらっていつも笑顔で出迎えてくれるチーズ屋さんにお肉屋さん。昔は個人商店なんてフランス語で注文することが恐怖で足を踏み入れる事さえ躊躇していたのに、今は好んで個人商店でお買い物。子供たちの学校は徒歩三分。小さい街ならではの生活を楽しんでいます。

写真は独学です。

ひたすら我が子や他の子を被写体に、どこに行くにも一眼レフと持ち歩いて腕を磨いてきました。

重いしかさばるけどシャッターチャンスを逃すのが嫌で、何かあるとカメラを持参。スマホの画質もかなり良くなったけれど、一度高価なカメラに高価なレンズにはまってしまうとスマホの写真では満足できなくなり、肩こりにもめげず、子供のおむつバッグがあっても、着替えが必要でも、荷物が多くても、カメラは必需品。

必然的に恐らく母親目線の写真が多いです。子供たちが心底楽しそうに遊ぶ姿、何かに没頭する集中した表情、おいしそうに食べる姿、一生懸命うごく小さな手、喧嘩する姉弟、号泣したり爆笑したりふくれっ面になったりコロコロ変わる表情。

写真にのめり込んでいく中で後悔したことが一つ。子供が生まれる前にもっとちゃんと写真に向き合うべきだった!!子供たちが赤ちゃんだったころの写真はやっぱり今見るとピントが合っていなかったり、構図が悪かったり、光が悪かったり。当時はかなり自分で満足していました。でももっとちゃんとした写真を残してあげたかった、という思いが今は強いです。

撮影スタイルは英語で言うとDocumentary Family PhotographyあるいはFamily Photojournalism。いわゆる写真ドキュメンタリー形式です。こちらから特に指示は出しません。いつも通り、自由に行動していただき、私は常にシャッターチャンスを狙いながら一緒に楽しい時間を過ごさせていただきます。笑顔は勿論、兄弟げんかあり、癇癪あり、叱るパパママあり。ありのままの姿を撮影させていただきます。

カメラ目線の記念写真は色々お手元にあると思いますが、家族で自然に過ごしている姿の写真はあまりないのでは?普段の何気ない生活の中でも素敵な場面はたくさんあります。

ただ自分では見えないだけ、気付かないだけ。一生懸命子育てしているパパとママ、料理をしている姿、洗濯している姿、赤ちゃんをあやしている姿、一生懸命泣き叫ぶ子供達の姿、無心に食べる姿、好きな遊びに集中する姿、大笑いする姿。毎日あわただしく生活する中であまりにも当たり前で写真に撮ろうともしない瞬間こそ、数年後見返してみたら感慨深い気持ちのなるのではないか、と考えています。

フランスに駐在中でしたら日本へ帰国する前にフランスでの生活を写真に納めませんか?日本とは違う素敵なお家、近所の建築物、登校風景、朝市でのお買い物。今は当たり前の景色や生活習慣も、日本へ帰国したらもうがらりと変わってしまいます。

フランスへハネムーンや家族旅行などでお越しでしたら、パリの素敵な風景をバックにフォトツアーはいかがですか?貸衣装やヘアメイクのお手伝いはできませんが、フォトウェディングだって可能です。もちろんフランス語はペラペラなので色々観光のお手伝いをしながら楽しくパリの名所を回ったり、カフェで一休みしたり、おしゃれなビストロでランチをとったりしませんか?

パリフォトツアー

フランスに限らず、リクエストがありましたらどこでも伺います!!

どこかでお会いできるのを楽しみにしています。

ナオ