私が運転するようになったきっかけが娘のプリスクールへの入園。
我が家は夫がフランス人で私は日本人。夫婦の会話はフランス語で夫は子供達とフランス語で喋り、私は日本語で子供達と喋る、という状態です。
引きこもり生活は4歳になろうとしている娘には良くない、と思い、入園を決めたのがカリキュラムが全てフランス語のプリスクール。フランス人の駐在員のお子さんや、小さいうちから我が子にフランス語を学ばせたい、と考えるアメリカ人家庭のお子さんなどが通っている所です。
娘は「もうずっと前からここに通っています」とつい勘違いしてしまうくらいすぐに溶け込み、私は引きこもり生活から毎日車で送迎する生活に。送迎しているうちに色々なパパ、ママとお喋るする機会もできました。クラスメイトのバースデーパーティーに招いてもらったり、本当に世界が広がりました。
そこからインターナショナルスクールのフランス語セクションに編入し、息子は数ヶ月後に娘が元々通っていたフランス語のプリスクールに入園。
さらに知り合いの輪が広がりました。なんか毎週末がバースデーパーティー?と思うくらい頻繁に招かれ、そこで普段顔を合わせることがあまりないパパ、ママとお話しすることができました。
アメリカのプリスクールの特徴の一つは、親がボランティアとして園生活に携わる機会が豊富だということです。もちろん、これは強制ではなく、時間に余裕のある親が参加するスタイルですが、非常に意義深いものです。
例えば、遠足の引率や、クッキー作りなどの活動をサポートすることができる他、テキサスならではの「Go Texan Day」などのイベントのお手伝いをすることもあります。こうした活動に参加することで、子供たちの園での様子を見ることができ、先生とのコミュニケーションが取れ、他の親たちとも仲良くなれるというメリットがあります。
ただし、ボランティア活動が終わった後、必ずしも子供がすんなりと「お母さん、バイバイ」と別れられるわけではありません。私の息子は問題なく、親が帰る際には「じゃあね!」と手を振ってくれるタイプだったのですが、娘はいつも「帰らないで!!!」と泣いてしまうタイプでした。子供によって反応が全然違うので、毎回別れのシーンで心情が揺れました。
言葉の壁や文化の違いもあるかもしれませんが、機会があればぜひプリスクールのボランティアに参加してみてください。親として、子供の園での生活を見守ることができる貴重なチャンスですし、他の親たちとのつながりも生まれます。新たな友達ができるかもしれませんし、子供との絆も深まります。
私もこのボランティア経験を通して、他の親たちとの絆を築くことができ、プリスクール生活をより充実したものに感じることができました。ヒューストンでの子育てにおいて、こうしたコミュニティの一員として関わることができるのは、とてもありがたいことだと実感しています。子供達のプリスクールを通じて知り合った親御さんとは何年も経った今でも交流が続いていて、仲良くさせてもらっています。
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