アメリカのヒューストンでお子様をデイケアやプリスクールに通わせる際には、いくつかの重要なアイテムや準備が必要です。ここでは、私がヒューストンで保育施設に勤務していた経験を基に、特に役立つアドバイスをお伝えします。
お昼寝の時は大体マットやコットを教室に並べ、そこに持参したシーツやブランケットなどをセットします。2歳児クラスまでは先生が準備し、3歳ぐらいになると自分である程度準備します。お子様が自分でやるのも、先生が準備するのも楽なのが、Nap Matという、薄いマットとブランケットが一体となったもの。くるくる丸めて持ち運べ、お昼寝の時はそれをパッと敷き、片付けるのもくるくる丸めればOK。ボックスシーツは意外とセットするのも片付けるのも手間なんです。お昼寝の時は基本的に靴は脱ぎません。何かあった時にすぐに避難できるようにするためのようです。なので必ず金曜日は家に持ち帰り、お洗濯しましょう!!
先生は毎日たくさんのオムツを交換するので、どれが誰のものか混乱することがよくあります。また、オムツが足りなくなると、他の子のオムツを借りることも。名前がはっきり書いてあると、誤って他の子に使われる心配が減りますし、先生も誰のものかすぐにわかりやすいです。手間だと思いますが、たまにしっかり名前を書いておいてくれる親御さんがいらっしゃると先生は本当に助かるんです。先生方は生徒全員のオムツに名前を書く余裕は正直ありません。
デイケアでもプリスクールでも、乳児クラス以外は基本的に土足です。自宅から履いてきた靴が日中ずっと履いている靴になります。ベルトや靴紐ではなく、ゴムのストラップや簡単に脱ぎ履きできるスリッポンタイプやマジックテープ付きの靴が便利です。クロックスのような簡単に脱げてしまう靴や、指が出るサンダルは安全性が低いため、禁止されている所が多いです。もしトイレトレーニング中でしたら予備の靴を一足準備しておくのもおすすめです。
保育施設で使うお水はおそらくどこもフィルターで濾過した水道水です。もしそれが嫌であれば、毎朝しっかり水筒にお水を入れて持たせましょう。夏場は小さいペットボトルを水筒にプラスで持たせ、先生に「水筒の水がなくなったらこちらで補充してください」と伝えておくのもありだと思います。
もし赤ちゃんがミルクを飲んでいる場合は、哺乳瓶に水を入れた状態にし、粉ミルクをその場で溶かす形にして持たせます。アメリカでは、粉ミルクは常温の水で溶かすのが一般的です。
日本の保育園や幼稚園とは少し違っていて、戸惑うことも多いかもしれませんが、お子様が本場の英語を身につける絶好の機会でもあります。ただ必ずしも保育施設のスタッフの全てが綺麗な英語を喋るわけではないので、デイケアやプリスクール選びは慎重に!!
アメリカ、ヒューストンでの駐在生活は発見がいっぱいです。日本では中々できない生活をドキュメンタリー形式の家族撮影を行うことで記録に残し、日本にいるご家族に「こんな生活を送っているんだよ」と報告するのはいかがですか?